人生の節目祭り
それぞれの人生が展開していくときというのは、側から見ていると割とわかりやすいけど自分がいざその立場になると全然実感がないものなんだなと思う。
恐らく私は今その只中。周りの動きと、自分の動き。周りの人のタイミングと、自分のタイミング。
病気とか、異動とか、仕事辞めたいとか、仕事に飽きたなとか、もう頑張れないやとか、家族の転機とか、大事な人の転機とか。
自分の意思ではどうにもならないことが降りかかってきて、それを受け入れることしかできない状況に運命とか宿命を感じるのかもしれない。
友人があっという間に付き合い始めて、あっという間に同棲して、あっという間に結婚することになった、と報告してくるのを見ると、驚くよりも「そんな気がしてた」と思うことがある。
まあまあな回数でそういう、人の転機を見てきて、人の転機についてはベテランである。でも、自分がその立場になると、周りにそういうふうに、転機なんだろうなあ、などと思われたりするのかしら。
友人に、今の人と結婚することにしたよ、と報告してみると、「うん、そんな気がしてた」と大して驚かれなかったのだった。